タウニィ

2012/11/19完成

1/12

A wonderful world of 1/12 scale motorbikes.

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イマイのヤマハ タウニィをヤフオクで600円で入手。当時の定価は300円。このキット、プロポーションは悪くなく、特に前後のキャリアがわりと繊細に出来ていてスケール感が出せると思う。ただし、図太いスポークを細い金属スポークに張り換えることが前提だ。

これはフロントホイール。片面12本、計24本スポーク。写真を撮り、その画像の片面分を色分けしてチェクしてみる。赤はハブに外から掛かり、青は内から掛かっている。ただ、リアホイールは全部外からのモールドに手抜きされていたが・・・。

フレームのゴム部分はエナメルのフラットブラック。こういった面積の小さい部分がセミグロスブラックだと、光り過ぎてしまう感じだ。ボルトの頭はエナメルのクロームシルバーでOK。ナンバーはプラ板で製作、スライドマークを貼ってからラッカーのクリアを吹いておいた。ヘッドライトは一体成形のレンズ部分をくり抜いて、他のキットのクリアパーツを切り出してレンズに。そして内部の反射板をパテで作り、中央にクリアランナーから作った電球をセット。これでヘッドライト回りがかなりディテールアップしたと思う。

ホイールを実測して作図してみる。これをスポークの穴空けの位置や方向の目安にする。実際の穴空け作業は現物合わせでやるので、そんなに精度は必要ないと思うが・・・。

ホイールのメッキをキッチンハイターで落としたあと、タイヤがはまるリムの出っ張りをニッパーでパキパキと切る取る。

さらに丸く溝を掘って、スポークの穴を空けやすく加工。簡単なジグを作り、ホイールを回転させながらリューターでなるべくぎりぎりまで彫り込む。奥に見えるのは掃除機で、これで切り粉を吸い取りながら作業。

ハブにあった肉抜きの溝をパテで埋め、判別出来るぎりぎりまでモールドを平らに削り、そのモールドの跡を目安に0.4mmの穴を空けていく。最初にニードルでしっかりとポンチを打ち、慎重に・・・。

次に0.6mmのドリルで穴を空けていくが、スポークの通る方向と角度と同じように穴を空ける。こうしないとあとでスポークがちゃんと真っすぐに張れないからだ。さらに、リムの外側から穴の部分24カ所を丸いドリルで凹みを作るように彫り込み、ぎりぎりまでスポークの通る箇所を薄く加工。

試しにスポークを通して確認。リムにマジックでスポークの方向を示すラインを描いておいたので、もう図面は無くてもOK。スポークには0.3mmのステンレスバネ線を使用。そしてニップルはモデラーズのプラグコードと同等品の外径0.56mm、内径0.26mmの被覆線を使い、芯を抜いてバネ線に被せる。また、スポーク先端の引っ掛ける部分の曲げは、「内」はやや鈍角に、「外」はやや鋭角にと、それぞれ作り分けておく。

ハブはタイヤブラックに、リムはブラックを吹いておいてからシルバーを吹いてみた。どちらもクレオスのラッカー。ハブはセミグロスブラックの方が良かった。リムもせっかく下地にブラックを使ったのだからクロームシルバーにした方が良かったかも知れない。そしてまずは内から掛かるスポーク6本を張り、次に外から掛かるスポーク6本を張って、これで片面が完了。接着はスポークのリム側にゼリータイプの瞬間接着剤を付ければOK。

リムの外側に飛び出した余分なスポークをニッパーで切り落とし、0.8mmのアルム棒で作ったエアバルブも取り付ける。そして最後にタイヤを取り付けて、これでスポーク張り完了。タイヤのはまるリブを切り落としたため、少しタイヤが細るようだったので、内側に細長いプラ板を詰めてタイヤの幅を膨らませておいた。

スポーク張りがうまく行ったので、車体の製作を進める。フレームは緑と黄を混ぜたクレオスのグリーンを吹いて、スライドマークを貼り込み、最後にスーパークリアを吹いて仕上げ。エンジン等はセミグロスブラック、キャリア等はタイヤブラックで塗装。

シートは表面の砂地のモールドを削ったあと、フチのモールを伸ばしランナーで表現。タイヤブラックの上にフラットブラックで表情を付けたあと、スライドマークを貼って、艶消しのスーパークリアを吹く。これが最高にいい感じだった。

フェンダーはブラックを吹いたあとアルミを吹いて、さらにエナメルのフラットブラックでシャドウ入れ。ここの下地ブラックも必要なかったかも知れない。ワイヤー類は0.5mmの黒コードを使用。スケール的にはやや細いが、0.8mmの黒カラーゴムを使うよりスケール感が出てくれた

ウインカーとテールライトは最初にクレオスのシルバーを吹いておいて、手塗りでエナメルのクリアオレンジとクリアレッドをそれぞれ塗り重ねて透明感を出す。メーターはスライドマークの上から透明テープを貼ってガラス代わりに。ミラーの軸は0.8mmのアルミ棒で製作。

このキットはたしかにプロポーションはいい。一点、メーターボックスの取り付け位置が間違って低く作られているのが残念なところで、このせいで若干、本物のバランスと違ってきてしまう。しかし、まァ、いまどき本物を知っている人間も少ないと思うので今回はそのまま。シート下のガソリンコックを追加し、メインフレーム下のハンドルロックのステーを追加。あとはホーンも無かったのでこれも製作。省略してもいいところは極力省略し、その代わり、「これがないと」という箇所を集中して作り込むと効く感じ。

リアサスは0.45mmのステンレスワイヤーでスプリングを製作。キャブレターもちらっと見えるので追加。スタンドのスプリングも適当に追加し、あとはタイヤにウェザリングを施して、これで完成。やはり0.3mmのスポークでぐっとスケール感が増して、なかなか面白いタウニィに仕上がった。

スポークを切り落とし、「内」からスポークを掛けるための溝をハブのセンターに掘る。そしてハブの両サイドをリムの方に向かって薄くなるように斜めに削る。こうしておかないと、スポークを張った時に浮いてしまうのだ。

ホイールをジグにセット。スポークを切り落とす前に計っておいたハブとリムの位置関係に合わせるため、ハブの下に0.5mmのプラ板を敷いて浮かせてある。逆側ならリムの方を浮かせる。
そして、図面を目安にまず片面分のスポークの穴をリムに空けていくが、これはモールドの跡を目印にした方が正確に出来ると思う。最初にニードルでポンチを打つ。

組み合わせるフィギュアはタミヤの1/12モーターレーシングチーム・ドライバー。これも絶版の古いキット。ヤフオクで250円で落札出来た

プラモデル用のノコギリでヒジ、肩、ヒザに切れ目を入れ、ヒートガンのLowモードであぶって曲げる。指はホットナイフで切り離し、同じくあぶって曲げる。

自分でポーズをして写した写真等を参考にしつつ、エポキシパテで整形。また、サンドペーパーを貼った台座を作り、下から2mmの精密ビスで留められるように足の裏にナットを埋め込む。

さらにラッカーパテで段差をきれいに修正。寒い時期なので、山善の食器乾燥器(YD-180)で2時間強制乾燥。これは3000円位で買える便利なドライブースなのだ。

首の長さを伸ばし、角度も修正。また、瞳が凹みで表現してあったのをラッカーパテを盛って埋め、デザインナイフで平らに整形するあとはかなり良い造形なのでそのままでいくことに・・・。

いつもの工程で顔と手を塗装。最後に艶消しのトップコートをしてコントラストが弱くなるのを見越し、ややオーバーに色味を付けておくのが良いようだ。

目玉にホワイトを塗ったあと、爪楊枝の先に塗料を付けて瞳を塗り、最後に中央部分の塗料を爪楊枝の先で丸く突いてハイライトな感じに

髪は部分的に暗い色や明るい色を塗り、それを爪楊枝で引っ掻いてぼかす。すると油絵の具をペイントナイフで引っ掻いたように髪の毛の流れが立体的に付いてくれる。このテクニックを思いついたのが今回の最大の収穫だった。

水性艶消しトップコートを吹いたあと、瞳と下唇にエナメルクリアーを塗って完成。大き過ぎる手の平を小さくしたり、腕と肩の長さを調整したりと、いろいろプロポーションの違和感を取っておいたせいか、あまりフォルムのおかしさを感じない仕上がりになってくれた。

まァ、タウニィを抱えるとしたらこんな感じだろう。一応、後ろに反らせた姿勢で重みに対処している。実際、怪力な人なら持ち上げることは可能だ。

モチーフはもちろんあの渡辺貞夫氏。ナベサダも広告の中で軽々とタウニィを持ち上げていたのだ。

ラッカーパテを塗ったところにデザインナイフで筋彫りを施し、そのラインを境界にしてレーシングスーツサイドのラインを塗り分ける。中央の紺が収縮色なので両脇の膨張色のオレンジは少し幅を狭めた方が良かった。

サイドのラインが塗れたらスーツ全体の水色を塗装。そしてエナメルのフラットブラックでシャドーを入れたあと、スライドマークを貼り込む。今回もマークフィットとマークソフターが大活躍だった。

03 ゴリラ Z50J-III

02 ゴージャスストリーム

01 モータースポーツチームセット

04 VX1000ビラーゴ

05 RZV500R

06 タウニィ