AraiグレースURIIをメークアップ

2007/06、真っ白なヘルメットではちょっと寂しい気がして来た。そこでお手軽にカッティングシートで「メークアップ」することに。材料はイエローハットで買ったカッティングシートのイエロー(84cm×60cm 504円)、ブラック84cm×20cm 168円)、そして黒のスリットテープ(3mm×10m 420円)。

とりあえずマスキングテープをヘルメットに貼って、ここにマジックペンで適当にデザインを描く。50mm幅くらいのラインならたぶんシワなく貼れるはずだ。そのためにもマスキングテープで型紙を取って「立体裁断」をする。

ヘルメットからマスキングテープを剥がして台紙に貼り、トレーシングペーパーを重ねて2枚コピーする。これもマジックペンでフリーハンドでラインをなぞるだけ。1枚は裏返しにして、これで左右対称の型紙が出来上がる。

切り出しは普通のハサミでOK。位置決めがしやすいように台紙さら切り抜く。あとは適当に位置を決めてマスキングテープで仮止め。

マスキングテープの仮止めを生かしながら少しずつ貼れるように、カッティングシートの台紙に切れ目を入れて3分割ぐらいにしておく。一部分はテープで押さえたまま、順番に貼り付けていく。これならほとんどズレずに位置決め通りに貼り込めるのだ。台紙は少しずつ剥がし、指でシートをしごくようにして空気が入らないようにして貼っていく。さすが「立体裁断」してあるだけあって、シワも寄らないし、ドライヤーを使わなくてもぴったり貼れた。

マスキングテープでの型取りは効率が悪いので、トレーシングペーパーを直接ヘルメットに当てて、これでラインを引く。この方がずっと楽だ。この後ろの黄色の帯はカッティングシートを二つ折りにしておいて、半分の型取りを貼ってハサミで切り抜く。カッティングシートを元通り広げれば、きれいに左右対称のデザインの出来上がり。

デザインはかなり行き当たりばったり。黒の上に黄色を貼ると透けるので、黒は後から。デザインカッターで境目に沿って切れば、きれいに仕上がる。ちなみに黒い帯は全てふたつ折りにしてから型通りに重ね切りして、一度に左右2枚分を作る。

黄色と黒の帯を貼り込んだところ。Araiの丸いステッカーの部分も縁に沿ってデザインカッターでなぞるように切れば簡単。ペイントに比べて、カッティングシートは本当にお手軽だ。

黄色の帯はベースの白色とのコントラストが弱いので、黒いスリットテープで縁取ることにする。スリットテープは包装から全て取り出すとバラバラになるので、テープを引き出す部分を作って、台紙のある状態で使うと便利だ。

3mmのスリットテープならかなりの曲線でも描ける。また、これで縁取りも滑らかになるので、黄色の帯の縁は少々荒くても大丈夫ということだ。カッティングシートとヘルメット面半々にテープがかかるように貼っていく。48時間ぐらい経つと糊もかなり硬化する感じ。もともとクルマのボディに貼るラインテープなので粘着力も高いのだ。ちなみにラインテープやカッティングシートの端の鋭角部分はすべて角を落としておく。尖っているとどうしてもそこから剥がれやすくなってしまうからだ。

スリットテープを貼り終えてほぼ完成。まったくシワも気泡もなく貼り込めた。ドライヤーを使ったら、たぶんもっと広い3D面でも大丈夫な気がする。だいたいイメージ通りのデザインだが、少しスリットテープの黒がきつ過ぎたか・・・。灰色のラインの方が良かったかも知れない。それとなんだかタイガースカラーっぽくなってしまったのはイマイチな点。

黒いスリットテープの印象を和らげるためにグレーの星をカッティングシートで切り出して貼ってみた。7角の星なのがミソ。これはパソコンで作図して、プリンターで直接トレーシングペーパーに下図を印刷してみた。ヘルメットを正面から見た時、この星のおかげで少し見た目も華やかになった。

これでとりあえず完成。デザインセンスはともかく、やはりオリジナルというのがイイ。また暇な時に今度はペイントでチャレンジしてみようか。今回も、先に帽体に足付けしてあれば、このままクリアー塗装で仕上げる方法が使えたかも知れない。

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