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プーリーベルトを交換する

ウエイトローラーを10.0gのもの3つにしてみた。合計30.0g、7.0g×6個の42.0gよりさらに軽い。これだとクラッチインから変速点までの間にかなり回転が上がって鋭い加速になった。試しに8.5g×3個の25.5gで試してみると、今度は回転ばかり上がってスピードが出ない。やはり最低30.0gは欲しいようだ。

DJ-1Rにヤマハのトライ(52W)のドライブベルトを付けると魔法のように加速・最高速ともアップするという「裏技」情報を入手。ノーマルのプーリーとウエイトローラーのままで一気に性能が向上するらしい。これは試してみる価値あり。トライのドライブベルトはすでにメーカー絶版になっていたが、店舗在庫を探してもらってなんとか新品をゲット。52W-17641-00(1998円)。

DJ-1Rのドライブベルトと比べてみるとトライの方がやや長い。ベルト幅は約14mm-10mmでこれは同じのようだった。ドライブベルトを長くして性能アップというのはちょっと不思議な気もするが、たぶん加速時はドリブンプーリーのより外側にベルトが掛かることで減速比が上がって加速が向上、最高速時は逆にドライブプーリーの外側までベルトが広がる「余裕」が出来て、それでスピードが出る気がする。これはもう微妙な相性だと思う。

さっそくトライのドライブベルトに換装。長い分、たるんでケースの内側に当ってしまう。構わずそのまま試走してみるとどうも調子が良く無い。ベルトのたるみが悪い方に作用してしまった感じで、これでは前の方がずっと良い状態だ。

社外品である補修用のプーリーはやはり微妙にカタチが違っている。今回の裏技はあくまでノーマルのプーリー使用が前提なのだ。そこで最初についていた純正プーリーにチェンジ。これはローラーガイドが加工されているが、プーリーのカタチ自体はカスタムされていないと思う。ウエイトローラーもノーマル設定の8.0g×6個の48gで試してみる。プーリーを取り付けてみると補修用のプーリーより高さが低く、ドライブフェイスと合わせるとドライブベルトの幅より隙間が狭くなる。そのために停止時でもドライブベルトをドライブ側が少し引いている状態。これでケース内側部分への接触も無くなった。

試走してみるとずいぶんつながりが良くなったが、性能的には前の方がいい。そこでウエイトローラーを以前の10.0g×3個の30.0gに戻してまた試走してみた。これがばっちり決まって、加速も最高速のフィーリングも良くなってくれた。トライのドライブベルトへの換装の効果は確かに実感出来た。

特に中速での伸びがあってスピードがぐんぐん上がるのがいい。これはベルトが長いことで変速点の間の減速比が若干低くなったせいだと思うが、低過ぎればエンジンパワーが負けて加速していかないし、ほんとに絶妙な相性だと思う。試走後、プーリーのマーカーをチェックしてみると一番最初の「最高速仕様」程度までベルトが上がっていたので、ウエイトローラーは30.0gでばっちりだと思う。ただし、ドライブベルトが長い分、ドリブンプーリーの方を引き切れていない可能性もある。

希少なキジマのチャンバー付きでかなり爆音。ノーマルチャンバーを探して戻してみたいが、この抜けの良い性能も捨て難い。いっそポート加工まで突き進んで、さらなる性能アップを狙ってみようか。

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