チェーンを交換する

エンジン系

キャブレータをオーバーホールする

キャブレータを取り外す

エンジンを積む

腰上をオーバーホールする その2

腰上をオーバーホールする その1

Rクランクケースカバー交換その2

Rクランクケースカバー交換その1

エンジンをきれいにする

RCバルブをきれいにする

クランクセンターシールをチェック

シリンダ、ピストンを外す

エンジンを下ろす

ラジエータをきれいにする

エアクリーナエレメントを洗う

足回り系

フロントフォークをオーバーホール

ブレーキフルードを交換する

ブレーキキャリパをオーバーホール

ブレーキディスクを交換する

ホイルベアリングを交換する

Rサスペンション回りをきれいに

ステアリングステムをオーバーホール

フロントフォークを移植する

フロントブレーキパッドをチェック

外装系

グリップを交換する

キースイッチ等をきれいにする

カウルステー等をきれいにする

トップブリッジを鏡面仕上げにする

クラッチワイヤをきれいにする

ワイヤ類を外す

ステップをきれいにする

キックペダルのサビを落とす

ミラーを修復する

カウルをプラリペアで修理する

カウルをきれいにする

その他

パワーチェックをする

バイクを登録する

リミッターを解除する

バッテリーを交換する

ステアリングダンパーを付ける

アーシングする

エンジンを始動させる

チェーンを交換する

チャンバーをきれいにする

メンテナンススタンドを使ってリアホイールを浮かす。これはローラーが付いていないけれど、リッターバイクもOKなタフさがあって頼りになる。アストロプロダクツ製。

リアのアクスルナットは27mmのボックスレンチで緩める。共回りを防ぐために反対側を22mmのメガネレンチで押さえておく。ちなみに締め付けトルクは8.5〜10.5kg-m。かなり締め込む感覚。

アジャスタボルトを回してチェーンを緩めておく。ここは8mmのメガネレンチで。

NSR250Rのチェーンの指定はカシメタイプのチェーンだが、クリップタイプのチェーンが付いていた。こいつはクリップがどこかに接触して外れる危険性がある。出来ればカシメタイプに換えておきたいところ。クリップをマイナスドライバで広げながらラジオペンチなどで外せば、チェーンのコマが外れる。

固着しているのか、それとも圧入されているのか、クリップを外してもコマが取れなかった。しかたがないので、チェーンカッターを使ってピンをリンクプレートから押し出してコマを外してみた。

新しいチェーンを古いチェーンの端につないで送り込んで1周させれば、スムーズにドライブスプロケットに新しいチェーンを通せる。今回はスイングアーム洗浄のため、古いチェーンを外すだけにする。

RKエキセルの520RXチェーン。X型のシールチェーンでカシメタイプ。リンクコマは110。色が鉄色でカスタム感はないけれど安い。ヤフオクで新品を即決。4,600円。

ついでにドライブスプロケットもきれいにしておく。スピードメーターケーブルのボルトを5番の六角レンチを使って外すとビニールの細いひもが絡まっていた。

黒いACジェネレータカバーを止めているボルトを10mmのレンチで外すと、ドライブスプロケットが出てくる。回りはオイルと泥の混じったものがいっぱい。あとできれいにしよう。ロックプレートの4箇所のツメを平らに伸ばせばロックナットを回す事が出来るようになる。ここにもビニールの細いひもが大量に絡まっていた。

ギアは1速に入れておくと作業がしやすい。ドライブスプロケットにドライバなどを差し込んで回り止めにして、ロックナットを外す。あとはドライブスプロケットの汚れを拭き取って、摩耗具合をチェック。

ドライブスプロケットなどをすべてきれいにして、新しいチェーンを付ける。Lクランクケースカバーを外してていねいに装着。すでに潤滑グリスが付いているのでゴム手袋で扱うことに。軍手だと糸くずがチェーンについてひどいことになる。

チェーンカッターを使って、ちょうどいい長さにカット。ノーマルの88NSRだと2コマカット。8番の六角レンチでカッターボルトを押し込んでいってピンを抜く。

同梱のジョイントリンクを使ってつなぐ。まずプレートにシールを取付ける。RXチェーンはこのシールに溝があって、ここにグリスが封印されるため普通のOリングタイプよりも長持ちで、しかも低フリクションなのだ。

気をつけなければいけないのは、ホイール側からジョイントを差し込むという点。そうしないと間違った方向からツールでカシメてしまうことになる。間違うとちゃんとカシメることが出来ないし、ツールも壊れてしまう。

この南海のチェーンカッターは3ウェイタイプで、1つでカット、プレートの圧入、カシメが出来てしまう。ジョイントリンクにプレートをはめて、それを圧入ボルトで押し込んでいく。回りのプレートと同じ高さまで押し込んだらOK。やり過ぎてシールをつぶしてはダメだ。

最後にカシメ。カシメボルトに取り替えてねじ込んでいくと、ジョイントリンクのピンの頭が潰れ広がってカシメられる。レンチを1周以上回すとやり過ぎ。ヘタをすると開いたピンの頭に亀裂が入ってしまうので慎重に。実際にはなかなか亀裂は入らないが、もし入ってしまったら強度も安全性もぐっと落ちてしまう。

付属のカシメゲージを当てて、これよりピンの頭が大きく広がっていればそれでOK。もう抜けることは無いのだ。

サイドスタンド掛けにして、アジャスタボルトでチェーン張りの調整。左右のアジャスタは当然同じ目盛りで。ちなみにチェーン中央で振幅が15〜25mmになっていれば調整OK。リアアクスルを締め付けて、チェーン交換完了だ。

SINCE 2004.05 (C)take4-web All Rights Reserved.