腰上をオーバーホールする その1

エンジン系

キャブレータをオーバーホールする

キャブレータを取り外す

エンジンを積む

腰上をオーバーホールする その2

腰上をオーバーホールする その1

Rクランクケースカバー交換その2

Rクランクケースカバー交換その1

エンジンをきれいにする

RCバルブをきれいにする

クランクセンターシールをチェック

シリンダ、ピストンを外す

エンジンを下ろす

ラジエータをきれいにする

エアクリーナエレメントを洗う

足回り系

フロントフォークをオーバーホール

ブレーキフルードを交換する

ブレーキキャリパをオーバーホール

ブレーキディスクを交換する

ホイルベアリングを交換する

Rサスペンション回りをきれいに

ステアリングステムをオーバーホール

フロントフォークを移植する

フロントブレーキパッドをチェック

外装系

グリップを交換する

キースイッチ等をきれいにする

カウルステー等をきれいにする

トップブリッジを鏡面仕上げにする

クラッチワイヤをきれいにする

ワイヤ類を外す

ステップをきれいにする

キックペダルのサビを落とす

ミラーを修復する

カウルをプラリペアで修理する

カウルをきれいにする

その他

パワーチェックをする

バイクを登録する

リミッターを解除する

バッテリーを交換する

ステアリングダンパーを付ける

アーシングする

エンジンを始動させる

チェーンを交換する

チャンバーをきれいにする

ガスケットをスクレーパーで慎重に剥がす。クランクケースは柔らかいアルミなので、すぐに傷付いてしまうのだ。カスがシリンダ内に入らないようにウエスやキッチンペーパーをシリンダに詰めておく。

CRC5-56を吹きかけて柔らかくして剥がせば比較的楽。カスも飛び散らないのだ。接合面に写真のような大きな巣が入っていることもあるが、これは鋳造だからしかたない。気密が保たれる位置なら問題無し。

シリンダの方もきれいにガスケットを削り取っていく。こんな感じにきれいに。

ピストンリングはトップリング、セカンドリングともに新品に交換。リングの合口の方を広げて、反対側から外す。合口のエッジでピストンに傷を付けないように慎重に。

燃焼室のカーボンやピストンのカーボンもきれいに落としておく。写真のようにCRC5-56を付けてブラシで磨けば落ちるけれど、今回はメタルクリーンαに浸けて、全部まとめてきれいにしてみた。

ネジ山がつぶれたスタッドボルトを交換。ダブルナットでクランクケースにねじ込んで完了。

新品のピストンリングは、内側を軽くオイルストーンで削っておく。合口のバリも取っておくと、はめる時にピストンを傷付けにくくていい。同じ理由でピストンピンクリップもエッジをオイルストーンで削っておく。

トップリングは断面がテーパー状になっているので見分けられる。セカンドリングは平行だ。どちらも「N」マークが付いている方を上にして組み付ける。

まずはセカンドリングから。ピストンリングの溝には2ストオイルを塗っておく。ピストンリングストッパピンに片方の合口を合わせて指で押さえておき、もう一方を広げながら一気にはめこむ。ピストンに傷をつけないように慎重に。トップリングは簡単にはまる。

スモールエンドベアリングにもたっぷり2ストオイルを塗っておく。HRCによると「エンジンオイル」を多めに塗るとのことなので、4ストオイルでも良いのかも。

リングの合口がキャブレータ側になるように組み付ける。新品ピストンは「IN」マークがヘッドにあるので分りやすい。まず片方のピストンピンクリップをはめておいて、反対側からピストンピンを差し込む。そして差し込み側のピストンピンクリップをはめればピストンの取付け完了。クリップが跳ねてシリンダの中に落ちないようにウエスなどを詰めてブロック。

クランクのベアリングに続く穴やビッグエンドベアリングにも2ストオイルを給油。そしてシリンダガスケットは新品を取付ける。このガスケットにも2ストオイルを塗っておくと次回楽に剥がす事が出来るのだ。ちなみにシリンダガスケットは形が左右対称ではないので、裏表を間違えることはない。

サビ予防とトルク管理のため、スタッドボルトにグリスを塗っておく。締め付けトルクは、スムーズに締め付けられる状態を前提に決められているからだ。

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