キャッチタンクを付ける

ミッションからのブリーザーホースはノーマルではそのまま大気解放されているが、サーキット走行ではキャッチタンクを先端に取付けておかなければいけない。そこで耐油ホースを取付けて写真のようにキャブレータボックスの穴から出す。ちなみにインテークチャンバはすでに外されていてアルミのブラインドプラグが取付けられていた。混合気の脈動を安定させる役目のインテークチャンバだが、たぶんセッティングを詰めていくのにはじゃまになるんだと思う。

2ストロークのミッションケースにもやはり圧抜のブリーザーホースは必要。キャッチタンクの容量は250cc以上。ポリボトルに突っ込んで、フタにはブリーザーホースと同じ太さの穴を開けておく。

キャブレータのドレンホースにもキャッチタンクを付けなくてはいけない。ところがどうもドレンホースが取付けられたいた形跡がない。キャブレータボックスにドレンホース取付け口が当ってしまっていて、これではホースが潰れてしまう状態なのだ。仕方ないのでヒートガンでボックスを熱して少し変形させ、ホースが潰れない形状に手直ししてみた。

キタコのスーパーフューエルホース(内径3mm)を買ってきて取り付け。外径はノーマルと同じだが、出来れば内径4mmの方が良かったかも。これを無理矢理取付けた。写真のようにホースが折れ曲がってぎりぎりの状態。でも、ドレンは詰まっていてもいいと思うのでこれでOK。フロートチャンバ内の圧力はエアベントホースで抜けると思う。

キャブレータドレンホースのキャッチタンクを製作。5.2mmのドリルで穴を開けてあとはヤスリでホースぴったりの径に修正。最後に2mmの空気穴を開けて完成。250ccの広口ポリビンはホームセンターで118円。専用の商品を買うよりずっと安上がり。

こんな感じで左カウルにキャブレータドレンのキャッチタンクをタイラップで留めた。ドレンの位置より高いのであまり意味がない気もするが、まァ、良しとしよう。その奥にミッションブリーザーのキャチタンクを装着。2つともカウルのエアインテークの壁の裏側の位置なので、空気の流れの乱れもあまりないと思う。

引きの絵がコレ。ポリタンクとFRF素材、そしてタイラップの相性はバッチリでしっかり固定出来ている。ちなみにフューエルホースは新品を装着しておいた。88はもう欠品間近だが90以降のホースはまだまだ大丈夫そう。

もうひとつ、ラジエータ用のキャッチタンクも作らなくては。ホースはノーマルのホースを使用。同じく広口ポリビンのフタに穴を開けてホースを突っ込む。ここにも2mmの圧抜き穴を開けておいた。もう少し大きい方が良かったかも?

左カウル側がもう2つのボトルでいっぱいなので、ラジエータ用キャッチタンクは右カウルに取付けてみた。結局この方がホースがラジエータ裏側を横切らなくて具合が良さそう。この3つのキャッチタンク装着で基本的にはもうOKだと思う。

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