メーターケーブル交換
88テラを押し歩きするとどこかでゴムが擦れたような音がする。音の原因を探っていくと、どうやらスピードメーターケーブルの根元からのようだった。六角ボルトを外してスピードメーターギアボックスを取り出し、指で回してみるとほとんど動かせないほどだった。これはひどい。フロントドライブスプロケットから回転を取り出しているわけだが、これだけ堅ければパワーロスを起こしていたと思う。
ケーブルからスピードメーターギアボックスを外して、ギアボックスだけを手で回してみるとスムーズに回る。こちらは問題ないようだ。そこで今度はケーブルの中のワイヤーを回してみるとこちらが全然回らない。ケーブルの中で錆び付いている感じ。これでよくメーターが動いていたものだ。
88ロスの方のケーブルをチェックしてみるとほとんど抵抗なく軽く回る。ツーリングに出かけるので、取りあえずこの88ロスのモノをテラに付けて走ることに。
ケーブルに注油したりしていろいろやってみたが、メーターギアボックス側の端で固着に近い錆付きがあるようだ。結局、無理にワイヤーを取り出そうとしてワイヤーを切ってしまった。まァ、どのみち、このケーブルは再生出来なかったと思う。さっそく新品を注文。スピードメーターケーブルアッシー¥1,113。
88ロスの方のケーブルもメンテ。G1エンジンオイルで錆をよく拭いたあと、グリスをたっぷり塗り込んでおいた。特に両端は水分の進入を防ぐために大量にグリスを盛っておいた。
88ロスはケーブルジョイント(白い筒型のプラスチック)の穴が削れてしまっていたので、こちらも念のため新品に換えておいた。¥357。これはもうメーカー欠品間近のパーツ。
88テラには新品のケーブルアッシーを取り付けて完成。もちろん手でメータージョイントを回すと軽く動く。こういう回転部分がフリクションロスを起こしていると、せっかくの88NSRのパワーが喰われてしまうので注意したいところ。
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