88NSRメンテナンス

88NSRのリアサスをOHする

PGMステッカーを製作する

その他のメンテナンス記録その2

その他のメンテナンス記録その1

88ロスのキャブセッティングを実験

HRCインテークレクチファイア装着

88テラのパワーチェックをする

キャブレータの油面調整

88RCバルブの調整

キャブレータをOHする

腰上をOHする

メカニカルシールを交換する

チャンバーをきれいにする

センターシールをチェックする

88テラのエンジンを降ろす

88ロスのフロントフォークOH

88ロスカウルのリペア

メーターケーブル交換

88テラのRホイールベアリング交換

88テラのタイヤ交換

88テラと88ロスのメンテナンス記録

88テラの腰下をOHする

【88テラの腰下をOHする】

2010/07/08。88テラの調子が少しずつ悪くなってきた。走行中、5,000rpmぐらいの中速域が安定せず、ぎくしゃくしてしまう。どうも1次圧縮が落ちている感じなのでセンターシールのチェックをしてみると、リアバンクに注いだ1対1の混合ガソリンが、わずかだがフロントバンクに染み出てくる。そこでセンターシール等を新品にしたリビルトクランクを組み込んで腰下をオーバーホールすることに。走行距離12,911km時。OH完成2010/09/16。

保管してあった走行距離9,350kmの腰下を使用する。ユニバーサルホルダーの代わりに、百均で買ったステーの自作ホルダーでフライホイールを固定し、フライホイールボルトを外す。ちなみに締め付けトルクは7.0〜9.0kg-m。

まずはフライホイールプーラーを左回しでフライホイールにねじ込んでセット。次にハンドルを右に締め込んでいって、最後はレンチで固定しておいてハンドルをハンマーでガンッ。これでテーパー状になったクランクシャフトの端からフライホイールが外れる。

その際、NSRはフライホイールプーラーをそのまま使うとクランクシャフトのネジ部を壊してしまう。そこでネジ部保護のため、必ずロータプーラーアタッチメントを差し込んでおかなければいけないのだが、代用品としてこんな鋼鉄のボルトを差し込んでおけばOK。

クラッチセンターホルダーの代わりに、ホンダ系のドライブフェイスプーリーホルダーを使ってクラッチセンターを押さえ、ロックナットを外す。カシメはマイナスドライバーで起こしておく。また、このロックナットを緩める前に、ギヤにアルミ片をかませておいて、クランクシャフトのプライマリードライブギヤを外しておく。そうすればSSTのギアホルダーが無くても作業が進められる。そしてミッションを取り出し、クランクケースを上下に割る。

リビルトクランクの中央のベアリングの回り止め突起がケースのくぼみの位置と微妙に違うので、リューターを使ってくぼみを加工。接合面を傷付けないように気をつけながら、突起がきれいにツライチで収まるようにしておく。

せっかくなのでクランクケース内のバリをリューターで削っておく。そして灯油できれいに洗浄。

ケースの合わせ面をよく脱脂して、クランクケース上側にスリーボンドの液状ガスケット シリコン系TB1215を塗る。指で伸ばして出来るだけ薄く均一に。ただし、赤丸印部分にはトルクが掛かりにくいので少々厚めに。

クランクケースの上下を合わせ、ボルトで締め付け。ボルトにはグリスを塗ってトルク管理をしっかりと。ボルトにかますシーリングワッシャー4個とスペシャルワッシャー2個は新品にしておいた。締め付けトルクは10mmボルトは1.2kg-m、12mmボルトは2.7kg-mで。

6個のボルトを対角に締め付けてカセットミッションを取り付け。赤丸部分にあるノックピンの位置に気を付けて入れ込む。シフトリターンスプリングを挟み込まないように注意する。カウンターシャフトベアリングやメインシャフトベアリングにはモリブデンオイルを塗っておいた。軸受け穴にも給油。各ギア部にはミッションオイルを塗っておく。

トランスミッションオイルポンプのOリングを新品に交換。ノックピンを忘れずに入れる。

キックスターターのリターンスプリングは少しテンションをかけた状態で組み込まないとキックペダルが正常位置に戻らない。一番奥のラチェットが抜けてしまうとその位置がずれるので、その時はスピンドルのポンチマークに合わせてセットし直すこと。キックスタータースピンドルが通るオイルシールは今回そのまま、リップにはグリスを塗っておく。

クラッチアウターとインナーの間のスラストワッシャーを忘れずに入れる。ニードルベアリングやスチールボール、クラッチリフターアームのリフターロッド接触面にはモリブデンオイルを塗っておいた。クラッチインナーをセットしたら、ワッシャーを入れてナットを締め込み、カシメる。締め付けトルクは8.0〜9.0kg-m。ワッシャーはOUT SIDEマークを外側に向けてセットすること。

アルミ片をかまして、プライマリードライブギヤを締め付ける。締め付けトルクは9.0kg-m。クラッチディスク、プレートによくオイルを塗ってセットし、Rクランクケースカバーをはめ込む。ウォーターポンプギヤのワッシャーを忘れずに。

クランクは業者に送ってオーバーホール。ベアリング3個、大端ベアリング2個、ワッシャー4枚、センターオイルシールを新品に交換して、芯出し調整をしてもらう。また、プライマリードライブギヤが食い込んで取れなかったのでそれも外してもらっておいた。OH代金52,500円。しっかり洗浄もしてあって、まるで新品クランクのような仕上がりのリビルトクランク。

クランク両サイドオイルシールも新品交換。溝にはまるように取り付け向きに注意。クランクシャフトベアリング内と外周に2ストオイルを塗る。大端ベアリングにも2ストオイルを注入。ベアリングの突起3カ所が確実にケースにはまるようにし、収まり具合をチェック。必要ならプラハンで叩く。ウッドラフキーは摩耗していなかったのでそのまま使用した。
 

今回は腰下オーバーホールと同時に腰上もオーバーホールした。新品に換えた物は、RCバルブオイルシール、スペシャルEリング、89のDピストン、スモールエンドベアリング、ピストンピン、ピストンリング、ピストンピンクリップ、その他、ガスケット類。また、フロントバンクのRCバルブシャフトの回転に引っかかりがあったのでストックの物と交換。
各部の締め付けトルクは、シリンダーは2.7kg-mでいったんガスケットをつぶして緩め、クランクを回してから2.5kg-mで締め付け。シリンダーヘッドは1.5kg-m。ACジェネレーターやパルスジェネレーターの取り付けボルト、クラッチリフターアームのストッパーボルトにはネジロック剤を塗布。キックペダルの締め付けトルクは3.3〜4.5kg-m。オイルドレンボルトは1.5〜2.5kg-mで。ミッションオイルはウルトラG2 10W-40。プラグは3,700km走ったNGKのBR9ECMをそのまま使用。エアクリーナーエレメント洗浄。

走行の少ない腰下だったけれど、力のかかるカウンターシャフトベアリングは新品に交換しておいた。その他、カウンターシャフトオイルシール、ギアシフトスピンドルオイルシール、クラッチレバーオイルシールを新品に。

アップステッププレートを付ける

ショートレンジスプロケットにする

HONDA NSR250R will be what a pleasant motorbike!

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