ミニバイク耐久レース 09春

2009/05/05(火・祝)、5回目のミニバイクレース参戦。当日は残念ながら一日中雨。スリックタイヤのチームはレインタイヤに履き替えたり、ハンドグルーブで急きょカットスリックにしたり・・・。60分間の公式練習走行のあと、スターティンググリッド決めのための公式予選が30分。9:00am、気温11℃、湿度84%。タイムは57秒212で予選4番手。ちなみに予選トップタイムは49秒537。

水温が36℃ほどしか上がらなかったので、オーバークール対策としてラジエーターの真ん中にガムテープを巻いてみた。これでも結局、決勝レースでは30℃いかなかったようだ。1時間前倒しで12:00am決勝レーススタート。気温9℃、湿度100%。5月にしては異様に寒い。空気圧はフロント110kPa、リア120kPaと先回より10kPa微妙に落としてみた。メインジェットは#110。混合比は40:1。

ルマン式でスタート。TZR50Rはクラッチをつないだまま1歩押しただけでエンジンがかかるので1番で飛び出す。第1コーナーまではトップで走ってちょっと気分がイイ。もちろんこのレースはライディングの練習だと思って参加しているのだが、せっかくなのでレース気分は楽しまなければ・・・。最初の30分は3番手で周回。掲示板の3rdポジションに光るゼッケンナンバー7を記念にパシャ。

30分走行して、Kさんと交代。路面は完全にウェットで、レースが進むにつれ雨あしが激しくなっていった。1台がリタイヤして7台がコース上を周回。

4コーナー。晴れなら5速で回りたいところだが、今回は4速で。出来るだけブレーキングをしないで進入出来るように練習を兼ねて走ってみる。後ろはRM80にレインタイヤを履いたスペシャルマシン。ちょっと別格の速さだった。

逆バンクコーナーを4速で抜けて3速に落とすといい感じでエンブレが効いてS字コーナーに入っていける。今回はあえて膝を大きく落として走ってみた。この方が安心感があるし、スリップダウンしそうになった時、膝がつっかえ棒のようになって自然にリカバリー出来ることも期待出来る。S字コーナーは通過速度が遅いので自分としては一番気が楽なポイントだった。

外足を意識的に開いて出来るだけ内股付け根でバイクを押してリーンするよう心がけてみた。これがけっこううまく行ったようで、決勝では59秒前半でコンスタントに周回出来た。前車が先に行かせようとしてくれるけれど、技量不足でなかなか抜けない。いままで前車を抜く経験はあまり無かったので、これはちょっと嬉しい悩みだった。

3速でヘアピンを立ち上がり、4速にシフトアップしてこの登り直角コーナーへ。いつも88NSRで逆シフトチェンジパターンで走っているので、正チェンジは間違えそうで不安だった。ヘルメットの中で「3速、4速」と叫びながら走ってみる。

ヘアピンコーナーへ続く5コーナー。4コーナーをクリアして5速にシフトアップしてここを通過する。せっかくスピードが乗るコーナーなのに、気がつくと立ち上がりでハーフスロットルにしていた。こういうところではカチッとアクセル全開まで回したいところだが、そうするとどんどんはらんで行きそうで怖い。バイクが立った状態なので出来るはずなのだが、ウェットコンディションなのでどうにも不安。

開いたイン側の膝がなんだかだらしないが、自分としては膝の分、重心が下がる気がして楽だった。リーンアングルをこれ以上深く取ると途端にタイヤがグニュと滑る感じがしてくる。トップチームなどはもっと速い速度で進入しているはずだし、なにが違うのだろうと考えながら走る。

メガネを頬にかけるという例の裏技を使っているので、ストレートではこんなに伏せることが出来た。視界が少しゆがむのが欠点だが、晴れの日ならたぶん全然OK。今回はシールドに付いた水滴のせいもあってだんだん遠近感がおかしくなってきた。それでも普通の位置でメガネをかけているより首も楽だし、なによりフォームがレースっぽくて断然イイ。

ヘアピンコーナーの進入は5速からポンポンと3速まで落としてエンブレで減速。右手人差し指でブレーキレバーの根元を引いて軽くフロントブレーキも併用、これだとあまりブレーキは効いていないので雨の日は安心だ。今回は極力、ブレーキを掛けないように気をつけて走行してみた。ちなみにリアブレーキはまったく使っていない。

1コーナーへの進入。5速から1速落として、ここでも出来るだけブレーキを掛け過ぎないようにしてみた。次の2コーナー手前でブレーキングしながら3速に落としてしっかり減速出来る自信があれば、この1コーナーをハイスピードのままカットインして飛び込んでいけるのだと思う。

雨の中の3時間のレースが無事終了。172周して4位でゴール。革ツナギはぐっしょり、メッシュ仕様のブーツの中も水びたしで大変だったけれど、自分のライディングの欠点が見えた気がしたのは収穫。ひとことで言えば、コーナーリング後半の旋回力不足が問題なのでは、ということだが、これは次の課題として要検証だ。

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