フリー走行その1〜その4

 

その1 07/07/02

07/07/02、蒲郡市にあるオープンしたてのサーキットでフリー走行をする。自宅から83km、クルマで下道を使い2時間半の距離。駐車料500円(平日)、二輪フリー走行料4,000円(平日)で50分間走行出来る。ピット使用料500円(平日)だが、これは使用しなくてもOKだった。

貴重な機会に出来るだけ参考資料を集めることにする。モーションピクスを90レーサーにセットし、手動のラップタイム計測器も取り付けてみた。

1周1561m、直線416mのサーキット。立体交差があるのが特長。幅員12m。路面舗装は一般アスファルト(改質アスファルト2)。

受付を済ませ、13:00から10分間のブリーフィングのあと、50分のフリー走行。蒲郡市の気温28℃、湿度80%、晴れ。ホームストレートを気持ち良く走る。オーロラビジョンが素晴らしくきれいだ。もっともあまり見ている余裕もないが・・・。最後の方では残りの走行時間を示してくれるので助かる。

最終コーナーからの立ち上がり。パワーはかなり出ていると思う。ただ、11,000rpmほどですぐに回転が頭打ちになるようだった。やはりメインジェットが少し濃いのかも知れない。ちなみにこのサーキットは110dB以上のマシンは走行禁止で、走行中の騒音が110dBを超えると、そのマシンにオレンジボールフラッグが出されるらしい。今回、大丈夫だったのでこれで一安心だ。

第2ヘアピン。左コーナーの方がまだ旋回しやすいのでなんとかなった。フロントブレーキを引きずりながら入って、ブレーキリリースで倒し込み。今回はアウト側ステップに乗って出来るだけ旋回力を高めるようにしてみた。先回のミニサーキットの時に比べて、少しは90レーサーに慣れてきた。ただ、クリッピングポイントに寄ろうとしてみても、ライン取りが悪いせいかうまく付けない。このあと45Rを抜け、そして次はまた苦手な右コーナーの第3ヘアピン。ギアは1速。ここで寝かせたままアクセルを開けるとリアが滑り出しそうだった。速度が低いと逆にそこからの加速でタイヤが滑る。もっと進入速度を高められるように考えなければダメなようだ。

最終コーナーを抜けてストレートを走る。走行中、オーロラビジョンの位置でラップタイマーのボタンを押す。30ラップ分しか記録出来ないストップウォッチだがそれでも参考にはなる。今回のベストタイムは1分11秒だった。ちなみにこのサーキットは磁石が埋めてあって、P-LAPが使えるようだ。

走行後のリアタイヤをチェック。普通、サーキットをハイグリップタイヤで走ればドロドロに溶けてもよさそうなのにそんな様子が無い。一般道路舗装だからだろうか。それともスピードが遅く、トラクションも掛けられなかったせいだろうか・・・。

その2 07/07/31

07/07/31、蒲郡市にある1周1561mのサーキットで2回目のフリー走行をする。11:00a.m.から実質50分の走行。前日、1:30の混合AVガスを8リッター作りガソリンタンクに入れる。これでほぼ満タン状態。先回は油面がもう少し下だったから、たぶん50分走行で6〜7リットルぐらい消費すると思う。ちなみにタンク全容量はカタログDATAで16リットル。

天気は快晴。10:15a.m.にサーキット入り。蒲郡の気温は30℃、湿度56%。湿度が低いので体感的にはさわやかな感じだった。前後タイヤの空気圧をそれぞれ200kPaにセットして、エンジンを水温60℃以上になるように暖機して11:00a.m.からのブリーフィングを待つ。

今回も手動車載ラップタイマー「ハカル君1号」をセット。これは30ラップ分しか記録出来ないないので、途中から起動。今回のベストラップは1分09秒。先回より2秒ほど短縮したのはサーキット走行に慣れてきたためだと思う。

先回より遠心力を感じながら走れているような気がしたが、相変わらずちゃんと旋回出来ていない。進入速度はかなり低いのにクリッピングポイントにつけなくてはらんでしまう。
撮影してもらった883氏から「倒し込みのタイミングが他のライダーよりかなり遅い」という指摘。コーナー奥まで進んでから倒し込みを始めるクセが付いていて、これが問題のようだった。次回、要改善ポイントかも。
ホームストレート。11,500rpmまではきっちり回ってくれた。ただ、12,000rpmまで回すと失速する。メインジェットは左右#190。
C-700UZにソニーのテレコンバージョンレンズVCL-2046を装着して20倍光学望遠にして撮影。シャッタースピード1/1000、ISO200、露出補正マイナス0.3。

50分間の走行が終わりリアタイヤをみるとサイドが少し溶けていた。やはりタイヤをちゃんと使う走りをすれば溶けてくるようだ。もちろん、この感じではまだまだタイヤに圧力がかかっていないのが想像出来る。コーナーリング方法がどこか間違っていることの現れだと思う。

その3 07/09/04

07/09/04、蒲郡市にあるサーキットで3回目のフリー走行をする。今回は少し絞ったセッティングに変えてみる。いままで#190のメインジェットを付けていて、これで11,500rpm止まりだったので、今回は左右とも#185のメインジェットに取り替え。当日は11:30a.m.の時点で気温32℃、湿度64%。結局ストレートで12,000rpmまでなんとか回るようになった。感じとしては、たぶん#180でもいいような気がする。

第2へアピンでのショット。リーン開始位置をいろいろ変えてみたが、コーナー手前で向きを十分に変えてからクリッピングポイントを目指していけば、立ち上がりは確かに楽になった。フォームは相変わらず変わり映えしない感じ。ただ、タイヤが滑るような感じが無くなってきて、不安な気持ちが薄らいできたのはありがたい。タイヤの面圧をしっかりかけてあれば、スピードが高くてもグリップするということか。一回目の時、ゆっくり走っていたのにズルっといきそうでとても不安だったのだが、速度が高いほど安心とは意外な感じ。ということはもっと進入速度を早めた方がさらに安心出来るものなのか?

今回はコーナーでのリーン開始のタイミングに注意してみたが、どうやらコーナー脱出時の走り方ももっと考えた方が良さそうだ。また、ラップタイムのベストは1分08秒で、先回より1秒速くなっていたが、これは微々たる変化。コーナーとコーナーの間の直線区間での回転数が7,000rpm程度と、あまりアクセルも開けていなかった。コーナーをまともに走ることが出来れば、直線部分のスピードも上がり、それで一気にタイムが変わると思う。

走行後、リアタイアをみるとサイドがいい感じで溶けていた。1回目は50分走っても表面がツルツルしたままだった。こんな様子をみると、サーキットではタイヤに負担をかけないようゆっくり走ると逆にグリップしないんだと思う。

その4 07/10/02

07/10/02、4回目のフリー走行。このサーキットではあらたにライセンス講習が義務づけられたので、まずは9:00a.m.から1時間半の講習を受ける。そしてすぐに11:00a.m.からの50分間のフリー走行へ。気温25℃、湿度72%。天気はくもり、未明の小雨も止んでドライコンディション。前日にAVガスを7.2リッター入れて、これで満タン状態。

今回はリーン直前までハングオフ姿勢でニーグリップを続け、ブレーキを緩めると同時に下半身ホールドも緩めることで、よりクイックにリーンすることを心がけてみた。写真は第1ヘアピン。苦手な右コーナーなのでどうもギクシャクする。

ストレートで。今回はなぜか11,000rpmまでしか吹けなかった。気温が低いのに原因不明。ただ、チョークワイヤーがレバーの根元で引っかかってしまっていたので、もしかしたら少しチョークを引いた状態で走っていたかも知れない。吹け上がりの感じがそんな雰囲気だったし・・・。今回のベストラップは1分8秒。これは先回と同じ。コーナーリングスピードが高まったと思ったが、その分、ストレートが遅かったせいだと思う。

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