フリー走行その27〜その32

 

その27 13/05/14

天気晴れ、11:00AMから50分の走行。気温26℃、湿度53%、風力3
メインジェット #172(リアバンク)----#175(ロントバンク)
ジェットニードル J2BC-3段----J2BB-3段
スロージェット #42----#42
エアスクリュー 1+3/4戻し----1+1/2戻し
サスセッティング フロント/イニシャル5段目テンション5戻し、リア/コンプレッション1回転戻し、テンション3/4回転戻し
混合比1:40、空気圧 前後冷190kpa、AVガス4L給油

タイヤをダンロップのスポーツマックスα-13Hに交換。スリックタイヤがもう売っていないので仕方なくコレにしたが、α-13Hは実質、ひと昔前のスリックイヤと同等のグリップ力だとか
フロントフォークオイルも交換。この際、いままでスプリングシートを入れる位置を間違っていたかも、と不安になった。とするとその厚みの分、イニシャルが抜けていたことになるが・・・。

今回の課題は、バイクを立てて入ること。これはつまり、バイクを立て気味にしてコーナーに切り込むことでバイクが外へひっくり返る力を発生させ、それをイン側に倒れ込んだ身体の重みで対抗させるという乗り方。これで恐くなく身体をバイクに預けられるだろうし、タイヤを強く路面に押し付けたコーナーリングが出来るハズ。
実際にやってみると、たしかに恐くなくコーナーに直線的に飛び込んでいけた。そしてショートカット的なラインを取ることでタイムも先回よりも良い1分2秒88に。タイヤのグリップはズルイくらいに素晴らしい。ただ、そんなハイグリップタイヤを履いていてもなお、直線的にコーナーに飛び込んだ後、高い速度でバイクをターンさせていける自信が持てない。深くリーンさせるとそのまま真っすぐ走ってしまうイメージしか思い浮かばないのだ。恐いので、エイヤッとリーンさせたあとに荷重をずっと掛け続けていられないため舵角も付かない。結果、進入で大きく減速して勢いを殺すしかなくなってしまった。

走行後、リーンしたままタイヤを押し付けるにはどうしたらいいか、師匠に聞いてみた。タイヤがグリップするイメージが浮かばないので、勢いを残したまま突っ込めないからだ。すると師匠が教えてくれたのは、「スロットルでグリップさせる」という技。

リーンが進みイン側のステップがどんどん踏み込まれて行く時、力のイメージは赤矢印のように斜め上に行ってしまう。これでは絶対にグリップはしない。そこで師匠は出来るだけ早くスロットルを開け、斜め上に行ってしまう力の方向をタイヤを押し付ける黄色矢印の方向に変換するというのだ。それはゴルフのスイングのような赤矢印の動きを途中で寸止めするような感じだとか。

スロットルオンでスイングアームのアンチスクワットを効かせリアタイヤを路面に押し付けるということか。あるいは、スロットルオンでバイクが起き上がるのを身体の荷重で押し下げ、タイヤを路面に押し付けるということか・・・いずれにしてもこの師匠の話を聞いて、自分にも深いリーンのまま曲げて行けるイメージが浮かんできた。

そしてもうひとつ師匠が教えてくれたのは、「スロットルを早く開けること考えて走る」という基本姿勢。突っ込みも大切だが、早く進むにはいち早くスロットルを開けることが大切だということだ。確かに自分は進入のことばかり考えて、立ち上がりを疎かにしていた。これらの点を注意してまた次回チャレンジだ。

その28 13/05/31

天気晴れ、10:00AMから50分の走行。気温24℃、湿度63%、風力3
メインジェット #172(リアバンク)----#175(
ロントバンク)
ジェットニードル J2BC-3段----J2BB-3段
スロージェット #42----#42
エアスクリュー 1+3/4戻し----1+1/2戻し
サスセッティング フロント/イニシャル5段目テンション5戻し、リア/コンプレッション1回転戻し、テンション3/4回転戻し
混合比1:40、
空気圧 前後冷190kpa、AVガス4L給油

気温30℃の予想でセッティングしていったが、思いのほか気温が低かった。気のせいかパワーが無い感じがするので、ジェッティングが少し薄かったかも知れない。あるいはそろそろOHの時期だろうか。ただ、あとで映像を確認してみると普段通りな気もする。路面温度は高くなく、タイヤの荒れは少ない。が、これは今回の自分の乗り方がタイヤをつぶして走っていないせいだ。

このヘアピンでは、遠くから旋回させることをせずに、直前まで直線で入って、そこで一気にリーンさせれば良かった。今回それで曲がれるかどうかの検証をしなかったのが残念だ。

写真のようにずっと手前で曲げて、クリッピングポイントをコーナー裏に設定するラインで対処してしまった。写真の位置でリアタイヤがここまで曲がっていれば、はらむことなくコーナーを抜けられる。今回はなんとか今までで一番良い、1分2秒19のラップタイムが出たけれど、まだコーナーリングのコツが掴めてはいない。

いまの自分は、バイクを深く寝かせても曲がる気がしないので突っ込めない。突っ込めないので直線でスロットルも開けられないという状況。ということは、やはりバイクを立てたまま旋回出来るようにすることがタイムアップのための一番の近道のような気がする。

その29 13/09/26

天気晴れ、10:00AMから50分の走行。気温26℃、湿度60%、風力5
メインジェット #175(リアバンク)----#178(
ロントバンク)※30℃以上の真夏でなければ、このセットで良い感じ。
ジェットニードル J2BB-3段----J2BB-3段
スロージェット #42----#42
エアスクリュー 1+1/2戻し----1+1/2戻し
サスセッティング フロント/イニシャル5段目テンション5戻し、リア/コンプレッション1回転戻し、テンション3/4回転戻し
混合比1:40、
空気圧 前後冷190kpa、AVガス4L給油

気温20℃のデータでセッティングしたが、低速からトルクがあって良いと感じた。回転の上がりが遅いけれど、ただ回るだけでパワーが無いよりイイ。後半、12,000rpmまで回り切ってくれた。当日は台数が23台と多く、また台風の影響で風が強いのが難点だったが、気温、路面他は良い状況だった。

Go-Proのレンズカバーが曇ってくる問題に対しては、シート乾燥剤を2枚分、ケースの四方にセットしてみたところ、完璧に防ぐことが出来た。ただ、ラップショットが先回同様、原因不明の不具合のためリアルタイムで計測が出来なかったのが残念。

今回の課題は「ポジション」。身体の傾きをダイレクトにバイクに反映させれば、意のままにバイクをコントロール出来るはずと考え、そのためには人車一体化させるポジションがキモだと思った。しかし最初、Aのように上体を使ってリーンさせてみると、バイクはちゃんとリーンするものの真っすぐに進んでしまい曲がり込んでくれなかった。そのため、外側にひっくり返る力が生まれずに、そのまま倒れ込んでしまう不安感が・・・。その結果、外足を思いっきり踏んばって身体を支えてリーンをキープしようとしたのでつま先が疲労し、すぐに走っていられなくなってしまった。

後半、外足のつま先を目一杯伸ばし、ヒザをガソリンタンクの上に被せるようにしてリーンしてみると、一転、気持ち良いくらいにバイクが回り込んでくれるのを感じた。この90NSRがこんなに旋回性が良いのを初めて体感した気分。要するに、90NSRは軽いので簡単にリーンさせることは出来るが、そのままではフロントを押せずに舵角が付かないのだと思う。Bのように高いタンクの位置で押せば、ステアリングステムの
側面を路面に押し付けるような荷重になってフロントに舵角が付く。これを低いステップの位置でやろうとしていたからダメだったのだ。

その30 13/10/30

天気晴れ、13:00から50分の走行。気温22℃、湿度58%、風力3
メインジェット #175(リアバンク)----#178(
ロントバンク)
ジェットニードル J2BB-3段----J2BB-3段
スロージェット #42----#42
エアスクリュー 1+1/2戻し----1+1/2戻し
サスセッティング フロント/イニシャル5段目テンション5戻し、リア/コンプレッション1回転戻し、テンション3/4回転戻し
混合比1:40、
空気圧 前後冷190kpa、AVガス6L給油、12,000rpmまでパワフルに回り、ジェッティングは最良

先回、外ヒザでタンクを押すようにしたら、リーンのコントロールが偶然うまくいった。今回は外「ヒザ」では無くて師匠がやるように外「モモ」でタンクを押してリーンさせてみる。当初、押し込むポイントが後方に下がることになるので、舵角を付ける力が抜ける不安があったが、前日、師匠が椅子に座ってステップワークの見本を見せてくれた時に、身体を横に倒すのではなく、左右方向に回転させているように見えたので、それを実践してみることに・・・。
コンパクトなラインでコーナーに直線的に飛び込みながら、意識はバイクを左右方向に回すことに集中(もちろん、左右方向に回しながらリーンするので、路面に対しては斜めに押し込むことになるのだが)。これによってバイク前部が強く路面に押し付けられてしっかりと舵角が付き、ブレーキを緩め始めると同時に浅いリーンでクイックにターンしてくれた。また、コーナーリング時間が短くなり、ラップタイムも向上。ベストタイムは1:02.098と先回とあまり変わらないものの、それでも今までで一番良い結果に。

単にバイクをリーンさせればフロントに舵角が付くというモノではない。ブレーキングでフロントを加圧し、さらにリーンさせている時にはバイクのフロントサイド路面に強く押し付けられていなければダメだと思う今回は、柔道技のカニばさみのようにバイクを挟んで回す感じでやってみたこれだと、例えばブレーキング無しで抜けなければいけない加速コーナーでもフロントサイドを押し付けられるので、スロットルをしっかりと開けられた逆に、つい気が抜けて不用意にリーンさせてしまう時もあったが、すると旋回力が緩んで真っすぐ進んで行ってしまい、さらにリーンを深めても旋回しないので、いつまでもスロットルを開けられなかった
ということで、外モモの位置でタンクを押しても、バイクを左右方向に回転させるようにすれば大丈夫だと感じたが、ただ、この動作あまり自然ではないので確実性に乏しい気がする。もっと良い方法はないものだろうか?

翌日、師匠に相談すると、実は師匠はバイクを左右方向に回すことを意識していないという。特に上体は横に倒しているだけとか。それでどうしてフロントを押しつける力が生まれるのか分からなかったのだが、さらに聞いてみると、外モモでタンクを横に押しつつ、イン側のつま先裏でステップを後方に押し込む動作をしていると教えてもらった。

もしかしたら、これは上半身は横に倒しながら、尻を中心とした下半身ではバイクを「回している」のではないだろうか。

具体的にみていくと、まず、強烈な減速Gを腰をずらすことによってタンク後方に来る外モモで受け止める。ここを使ってそのまま押し込むわけだから合理的だ。ハンドルで上体を支える力も少なくて済む。タンクを押す力はオフセットした上体がイン側前方に飛び出す力を利用する。さらにその反力も使ってイン側ステップを後方に押し込む。これらは一連の流れに逆らっていないので自然で確実な荷重だ。さらに、外モモとイン側ステップ、そしてアウト側ステップの3点で身体がバイクに強く固定されることになるので、上体の荷重変化がダイレクトにバイクのリーンに反映される・・・こういった師匠の荷重の仕方は、図を見ると分かるように、やはり尻を中心とした下半身でバイクを左右方向に回している動きになっていると思う。

もうひとつ、以前から思っていたことは、遠心力は左のタイヤの図で、Aの矢印のように路面に向かうと考えているとサーキットでは速く走れないということ。Aのようにイメージしてしまうことで様々な間違いが生まれていると思う。遠心力はBのように向かう、というかBのようにイメージしてタイヤを使うことが正解だと思う。

この点に関しては師匠も同じ考えで、タイヤをどう使っているかは走行後のタイヤの溶け方を見ればはっきりと分かるとか。今回、90NSRのタイヤはBのように使った際に出来る特有の跡があったということで、とりあえずの方向性はOKと評価してもらった。

その31 13/11/27

天気晴れ、14:00から50分の走行。気温13℃、湿度56%、風力2
メインジェット #178(リアバンク)----#178(
ロントバンク)
ジェットニードル J2BB-3段----J2BB-3段
スロージェット #42----#42
エアスクリュー 1+1/2戻し----1+1/2戻し
サスセッティング フロント/イニシャル5段目テンション5戻し、リア/コンプレッション1回転戻し、テンション3/4回転戻し
混合比1:40、
空気圧 前後冷190kpaAVガス4L給油、12,000rpmまで回る、水温70℃

気温13℃だが、日光に照らされた路面はほのかに暖かく、コンディションは悪くなかった。水温を上げるためにガムテープでラジエーターを塞ぐ。ガムテ2本で60℃、3本で70℃、4本で80℃。今回はガムテ3本の70℃で走ってみたが、もう少し水温が上がった方が調子が良い感じだった。師匠によると85℃くらいでも大丈夫だとか。

モモでタンクをしっかりと押してバイクをリーンさせるべく、ブレーキング時から常にモモをタンクに押し当てておこうと考えた。しかし、これだと右コーナーの場合、シフトダウンのために左つま先でペダルをかき上げようとするとつま先が動かない。そこであらためてシフトダウン時のステップワークを考えてみた。すると結局、右コーナーでも左コーナーでもシフトダウンの際はいったん右ステップに荷重を移して身体を支えておいて左つま先を動かすしかないことが分かった。つまり右コーナーでは、右ステップに乗る左つま先でシフトダウン→左つま先をステップに戻す→左ステップ乗る、という感じ。動作が明確になったことで、あとはこれを素早くやるだけと思えば、簡単になる。
今回、いままでギクシャクしていた右コーナーへのアプローチに余裕が出来たのは収穫だった。次に、肝心の外モモでの押し込みだが、身体とモモとの緊張を緩めずに、ターンインからしっかりとモモでの押し込みが出来れば90NSRは素晴らしく良く旋回してくれることが実感出来た。これも収穫だが、つい気を抜くと身体だけリーンさせてしまって、バイクのリーンに反映させられていない場面もしばしば。こうなるとバイクが回り込んでくれず、そしてイン側ステップに乗り込んでしまって足が疲労するばかりに・・・。

リーンウィズなら身体のリーンがダイレクトにバイクのリーンに反映されるのだが、ハングオフではそれが難しい。上の写真はターンイン時に思いっきり外モモでバイクを路面に当てる感じで押さえ込んでいるところ。外モモを押し付けようとする反力で上体がリーンアウトのようになっているのがその証だ。師匠のリーンインのフォームと違ってきてしまったが、とりあえずこれでタイムを縮めてみる。コーナーリングラインも少し楽なワイドラインに。そしてインフィールドの走りが向上したことで、今回、ラップライムは自己ベストを更新し、1:01.831をマーク。1分1秒台が出るようになってきた。これは自分にとってはかなりの進歩だった。

しかし、後で師匠に相談すると、やはり2ストはタイトな進入ライン(写真青ライン)を取らないとダメだそうで、この最短ショートカットラインでなんとかターン出来ることを考えてみる。理屈では分かるのだが、どうしたらこのラインで確実に外モモでバイクを押せるか、それがイメージ出来ない。

そこで師匠が教えてくれた、モモで確実にタンクを押すためのコツは、身体を「前」に倒すこと。減速Gで前に投げ出される身体の勢いそのままに、イン側前方に上体を倒し込むということだ。これによってタンクに引っかかった外モモが意識しなくても自然とバイクを引き倒すことになり、結果、確実にモモでタンクを押す状態になるという。

このアドバイスは自分にとってピンと来た。いままではバイクを回そうとしてモモで真横、極端に言えば後方に押そうとさえしていたのだが、これがイケなかった。前方に、と考えるとバイクをより立てて入れるし、バイクの先走りも押さえられるイメージが出てきた。次回、この辺りを課題として練習してみよう。

ちなみに、今回もタイヤ表面の溶け具合はなかなかいい感じだった。しっかり路面を食っている模様が現れていた。

その32 13/12/05

天気晴れ、13:00から50分の走行。気温15℃、湿度65%、風力4
メインジェット #178(リアバンク)----#178(
ロントバンク)
ジェットニードル J2BB-3段----J2BB-3段
スロージェット #42----#42
エアスクリュー 1+1/2戻し----1+1/2戻し
サスセッティング フロント/イニシャル5段目テンション5戻し、リア/コンプレッション1回転戻し、テンション3/4回転戻し
混合比1:40、
空気圧 前後冷190kpa、AVガス6L給油、12,000rpmまで回るが谷が出来てしまっている。ジェッティングが2番くらい濃い感じ。トルクは出ている。ガムテープ3本カバーで水温75℃

ギアが入りにくく、節度もないのでシフトダウン時に余計な神経を使うようになってしまっていた。そこで師匠推奨のモチュールのギアオイル、SAE75W90を入れる。ギアがスライドして切り替わる感触までシフトベダルに伝わってくるのがスゴイ。これは走りに大いにプラスになるメンテだった。

師匠から外モモでバイクを押すイメージを教えてもらった。いわく、つま先立ちをした両足の間に棒を立て、身体を前に倒しつつ、横に倒れる感じ。前に倒れないと棒にモモが当たらないわけで、この「前」にというのが重要とか。モモで押す意識は特にしなくて良く、減速Gで飛び出す上体の勢いそのままに倒れ込む。するとまず最初にモモが棒に当たって、そこから棒と身体とが一緒になって斜め前に倒れ込むイメージ。

棒倒しのイメージを持ってタイトなラインを走ってみると、直線的なショートカットラインなのにちゃんとクリッピングポイントに付けられる事が分かった。いままでの「横」の押し込みだと後継姿勢になってしまってバイクが流れてしまったのだが、「前」だと意外にもヨー方向によく曲がってくれる。
例えば高い姿勢で重心を上にしてロールさせればテコの原理で強いローリング力が生まれるのがイメージ出来るが、それと同様にヨーイングにおいても中心から離れた位置に重心を寄せれば(前に倒せば)、より力強くバイクをヨー方向に曲げられるというイメージか・・・。

師匠によると、この走り方はバイクを立てて曲がるので、リスクが少ない走り方だとか。急制動のように真っすぐコーナーに突っ込み、速度がしっかり落ちたところで大きく舵角をつけてぐるっと回る。もし、速度が落ち切らなかったらクリップを外側にずらせばいいだけだし、たしかに危険が少なそうだ。

ただ、この走りをするためにはフロントフォークと一緒に倒れ込む強い意志が必要だと思う。まるで竹馬にしがみついたまま倒れ込み、地面に叩き付けられるまで我慢するような・・・。それさえ出来れば、実際は絶対に転ばない。転がる十円玉がぐるりと回り込んで進むように、コケてしまうまでにかなり距離と時間が掛かるので、その間にとっくにコーナーを抜けてしまうからだ。スピードが速ければ速いほどさらにコケるまでの距離と時間が掛かり好都合。最後にクリップに向けてペタンと横倒しになるぐらいの気持ちで身体を預けても、曲がりながら走り続けようとするバイクの慣性が絶対に横倒しにはさせてくれないのだ。

写真はずいぶん余裕のあるリーンアングルだが、この走りで先回の自己ベストを0.229更新して、1:01.602が出ていた。やはり、バイクを立ててタイトなラインで走るという方向が正しいと実感。そして、ターンの仕組みが明確になってきたことで、次回はさらに確信を持ってバイクと一緒に倒れることが出来る気がする。次の課題としては、リーンに至るまでの進入の部分を学ぶこと。ここをいかに急減速で突っ込めるかがキモの走り方なのだが、いまはまだ曖昧に走り込んでなんとなくイン側に寄せているだけの状態だ。
たぶん、浅いリーンでバイクが斜めになったまま直線的に突っ込んで行けるはず。しかも舵角を付けて・・・。外側にひっくり返る遠心力を利用すればそれが出来ると思う。この辺りを次回検証してみたい。それと、ブレーキングを伴わないアケアケのコーナーでいかに加速していくか、そこがまだ不明なので、はっきりと理解出来るようになりたい。

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