ハンドルバーの垂れ角を調整する

VF1000Rのハンドルバーは可変式でチルト調整が出来るようになっているスグレモノ。スタンダードの垂れ角だとやや手の平の外側でハンドルバーを押し気味になるので、自分としては少し違和感があった。また、リーン時にハンドルバーに不要な荷重をしてしまう感覚も・・・。そこで今回、チルト調整機構を使って垂れ角を最大調整限度の4°まで下げてみることにする。

左のハンドルバーをストッパーいっぱいに切った時の垂れ角。ガソリンタンク下縁のラインよりやや緩い感じ。

ハンドルバーアタッチングボルトを六角レンチで緩める。ハンドルバーとクランプの間にあるアジャストメントリングは18°ピッチ(ハンドルバー側)と20°ピッチ(クランプ側)のセレイションになっているので、このアジャストメントリングをセレイション2つ分下げて、ハンドルバーは逆に2つ分上げる。これで20°×2−18°×2=4°垂れ角が下がったことになるのだ。

インデックスマークが付いているので間違えることは無い。ハンドルバーアタッチングボルトの締め付けトルクは3.0〜4.0kg-m。

4°下がるとガソリンタンク下縁のラインに対して並行以下になるが、見た目はほとんど気付かない程度。

ところが実際に乗ってみると、4°の違いでフィット感がぐっとアップしてびっくり。乗り馴れている88NSRの感覚に近づいたせいかも知れないが、ハンドルバーに力を入れずに腰でリーンさせやすいし、Uターンが以前よりやりやすくなったのも意外。もちろん純正の調整なのでどこにも干渉することがなくて、自分としてはだんぜんこちらの方が良かった。

ついでにブレーキレバーの根元を少し削って、目いっぱいレバーを握ってもアクセルケーブルのアジャスターに干渉しないように調節しておいた。これでブレーキレバーの位置も88NSRに似てきて、乗り換えても違和感が少なくなってきた。

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