ステンメッシュホースに換装する

VF1000Rのフロントブレーキは片押しキャリパーのせいか、TRACのせいか、タッチがかなり甘いもちろんブレーキホース自体の劣化もあると思う。そこでフロントのブレーキラインをステンメッシュホースに換えてみることにする。テフロンチューブをステンレスメッシュで覆ったホース。ほとんど膨張しないので、ダイレクトに油圧が伝わってくれるのだ。

ノーマルのホースを外す。リザーブタンクのブレーキフルードをスポイトで上から抜いておけば、あとは注射器でブリードバルブから少しフルードを抜けばOK。ノーマルはh型の配管だが、今回はせっかくなので2本ダイレクトに引くことに。

クロームメッキバンジョーの一方は20°のアングルタイプ。これをキャリパー側に。バンジョーボルトはアルミ製、クラッシュワッシャーは銅製のモノを使ってみた。アルミバンジョーボルトは中空でしかもサイドに穴があいているわけだから、簡単にネジ切れてしまう。締め過ぎ要注意。締め付けトルクは1.6kg-mほどだが、ここは手の感覚で微妙に・・・。しっかりワッシャーが潰れて、これならフルードが漏れないだろうという程度で止めておく。シングルタイプのバンジョーボルト(スクリューピッチ1.25mm)2個で500円。

マスターシリンダーの方はアルミのダブルタイプのバンジョーボルト300円を使う。銅ワッシャーを間に挟んで締め付け。VF1000Rはマスターシリンダーへのホースの取り付けををセンター方向に出すと、ヒューズボックスに当たってしまうので、外側に出してみた。そのためホースは少し長めの108cm(バンジョー穴間)にしておいたが、あと10cmほど短い方が格好は良かったと思う。ちなみにこのステンメッシュホースはアールズやグッドリッジと同等の耐圧性能を持った肉厚ながら1本2500円と格安。プロテクターはスモークタイプのPVCチューブ(ポリ塩化ビニル)。

ダブルのバンジョーボルトを付けてもメーターには当たらないのでOK。ブレーキレバーを握ってフィッティングに当たらないか確認。また、エア抜きのことを考えて、エアがリザーブタンクに上がって行きやすいような角度にセット。

ブレーキフルードはワコーズSP-Rを入れる。DOT5.1のコンペティションスペシャル。フルードの漏れ無し、エア抜きもOK。さっそく試走を・・・。制動力自体は変わらない感じだが、レバーの握り始めからきっちり効いてくれるのがイイ。レバーストロークも少なくなって、人差し指と中指の2本掛けできっちりと制動出来るようになったのがありがたい。それに、レバーをリリースした時の切れがいいので、とてもコントローラブルなのだ。これでまたVFが軽く感じられるようになってくれた。

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