アーシングをする

2012/04/21、アーシングをしてみる。いままで効果はあまり無いだろうと思ってやらなかったアーシングだが、師匠いわく、「VFはかなりな発電力なのにヘッドライトが暗かったりして、どこかで電気が消えている感じ。帯電を取ってやるだけでも違うと思う」。ということなのでバッテリーのマイナス端子に戻るルートを新たに作って、電気の流れを良くしてやる。

ホームセンターで8sqのアーシングケーブル(許容電流66A)が売っていたので、これを30cmほど購入、150円。それとR8-6の丸型圧着端子。圧着工具が無いので大型のプライヤーでかしめて、手元にあった適当な絶縁キャップを被せて完成。材料費287円。

古いバイクはあちこちが劣化し、ノーマルのアースの抵抗が大きくなっている可能性がある。それを解消することで電気の流れが正常に戻り、特にセルモーターの回りが良くなったり、ヘッドライトが明るくなったり、エンジンのツキが良くなったりするようだ。エンジンのツキが良くなるというのは、火花が力強くなるせいだろう。それできれいに燃焼が進み、ツキも良くなるという理屈。
師匠の考えは、たぶんもう少し別のところにあって、シリンダーブロックに滞留した電子と、インテークポート等との摩擦で帯電した燃焼粒子が影響しあって、シリンダー内でうまく拡散しないのを問題としている気がする。この辺りはよく分からないが、とりあえず弊害は無さそうなので試してみることに。

シート下にあるノーマルのアース線と共締めでアーシングケーブルの一方をつなぎ、もう一方をバッテリーのマイナス端子に共締めするだけ。材料費も安ければ作業も簡単、お手軽アーシングチューンだ。

セルの回り具合は若干力強くなった気がする。ヘッドライトの明るさは見た目では分からなかったが、カメラの絞りを一定にして簡易的に比べてみると、シャッタースピードが1/250から1/1000に上がったので、それだけ明るさが増しているのだと思う。ヘッドライトの光量は車検で毎回ぎりぎりだったので、これはありがたい変化。

気になるエンジンのツキだが、これも微妙に向上した気がする。極低速からクラッチをつないだまま一気にスロットルを開けると、いままで以上にツキが良くて、パワーウィリーもやりやすくなった感じだ。
そして、なにより一番の変化は音が良くなったことだった。きれいに燃焼しているせいなのか、音が揃っていてこの感じがとても心地良い。いままでは少しガサゴソ音が混じっていてエンジンが無理をしている感じがしていたのだが、これがもう少し波形の整った音になった感じ。たぶん出力的には変わりがないと思うが、この音質の向上だけでもアーシングをした価値があると思う。

SINCE 2004.05 (C)take4-web All Rights Reserved.

ページトップに戻る

homebutton